一橋高校定時制・九段高校定時制・八潮高校定時制の
                    廃校に反対し存続を求める署名


 都立一橋・九段・八潮各高校定時制は地域の住民の方々や、PTAはじめ、同窓生の温かいご支援のもとに、交通至便な立地条件や、従来の定時制の利点をいかした活動により、現在も数多くの生徒が在籍し、勉学や生徒会、クラブ活動に一生懸命励んでまいりました。
 ところが、六月二七日東京都教育委員会より突然「一橋全定・九段定・八潮定・戸山定・向丘定・小石川定・文京定・上野通信制を統廃合して三年後に現一橋高校の場所に昼夜間定時制を設置する」との提案が出されました。この提案は実質的には前記九校を廃校にするというものです。
 この案は全都で三三校もの定時制を廃校にするという無謀な計画で、千代田地区に関しては、現一橋高校の設備(狭い校舎・老朽化・テニスコート二面ほどの校庭)を使って、三二学級規模(各学年八学級)と通信制という大規模校設置を想定しています。
 現在、定時制高校は、昼間働きながら通う勤労青少年をはじめ、全日制高校を中退した生徒、小中学校時代に不登校であった生徒、ハンディキャップを負った生徒、外国人生徒、高齢の生徒など、さまざまな事情がある生徒が通っています。仕事を終えて授業ぎりぎりで駆けつける生徒や、生活の諸事情を抱えながら通う生徒たちにとって職場や住居の近くに学校があるということ、小規模であることはたいへん重要なことです。
 私たちは、教育委員会に対して、各校独自の校風を創り上げてきた定時制を、地域に根づいた教育を行ってきた定時制を廃校にする案を撤回することを強く要求します。また、三校の存続についても、いままでと変わらない教育活動ができるような措置を早急に講ずることを要望します。

東京都教育委員会殿

                                       

一橋高校定時制を守る会
九段高校定時制教職員有志
八潮高校定時制を守る会


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