報告内容区分 |
基本構想報告書 |
千代田地区専門部会検討状況 |
基本的枠組み
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基本的枠組みは、基本構想を基に他部制のクラス数、通信制課程等について検討した。 |
(1)課程等
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定時制課程の普通科(単位制)
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定時制課程の普通科(単位制)
通信制課程の普通科(単位制) |
(2)学期 |
前期・後期の二学期制 |
同左 |
(3)修業年限
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4年を基本とする。ただし、他部等での授業を履修することなどにより3年でも卒業可能。
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定時制課程は4年を基本とするが、他部等での履修をすることなどにより3年でも卒業を可能とする。通信制課程は3年以上とする。 |
(4)多部制
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午前部・午後部・夜間部の三部制 |
定時制課程は午前部・午後部・夜間部の三部制とする。 |
(5)学校規模
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各学年、8学級ないし10学級までの規模
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定時制課程は各学年8学級規模とし、午前・午後・夜間部の学級数は3・3・2学級とする。通信制課程の規模は、今後検討する。 |
基本的な教育目標
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基本構想で示された以下の教育目標を念頭に置き、各区分の検討を行った。 |
ア)一人一人の能力に応じたきめ細かな指導により、基礎的・基本的な学力を身につけた生徒の育成 |
同左
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イ)異年齢等の多様な友人同士・教師・地域との交流を通じて、豊かな人間関係を築ける生徒の育成 |
同左
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ウ)望ましい勤労観、職業観、社会人としての規範意識を身に付け、社会的に自立していける生徒の育成 |
同左
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教育課程の基本的な考え方
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教育課程は、基本構想に示された基本的考え方を基に、具体的内容を重点的に検討した中間的状況を報告する。今後、更に詰めの検討を行う。 |
(1)基礎基本の重視 |
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@苦手意識を持つ生徒の多い国語・数学・英語は、基礎学習を徹底 |
1年次は「分かる授業」を徹底する。「国語基礎」「数学基礎」「英語基礎(仮称)」を設置し、基礎学習の徹底を図る。 |
Aその他教科は、生徒の興味関心などに応じた学校設定科目を設置 |
B生徒の特性に応じて学習が進められる時間割の工夫
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時間割は授業単位時間を45分とし、12校時で割り振る。(別紙参照)選択科目の時間帯は、どの部からも選択できる。 |
C習熟度別学習、個別指導及び取り出し授業など生徒の達成度に応じた多様な指導形態
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国語、数学、英語について習熟度別や少人数の授業を実施する。夏季休業中に補習体制を組んで指導する。 |
D担当や学年の枠を超えて、授業の空いている教員が指導補助やティーム・ティーチングの展開
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基礎学習の徹底のため、1・2年次には、空いている教員の指導補助体制を確保する。 |
(2)生徒の多様な進路希望への対応 |
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@生徒の進路希望などに対応できる魅力的科目設定
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千代田地域の特色ある科目として「芸術・アート」系の科目を設定する。 |
ア)専門的科目
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【特色科目】例えば、「美術概論」「素描」「声楽(ボーカル)」「楽器(ウクレレ)」「リビングデザイン」「ファッションデザイン」「フードデザイン」などの選択科目を検討し設置。
【学校設定科目】例えば、「小論文」「文学散歩」「新聞を読もう」「暮らしの経済学」「環境科学」「旅行英会話」「映画英語」「アニメーション基礎」「茶道・華道」などの科目を検討し設置、発展学習としての演習科目を設定する。 |
イ)資格取得科目
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資格取得を支援する科目として、例えば、「簿記」「ビジネス基礎」「秘書事務」などの選択科目を検討し設置 |
ウ)ボランティア活動、保育・介護体験活動科目
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近隣の公立施設等と連携を図り、ボランティア活動など体験学習科目を検討し設置 |
A学校外における学修の成果の単位認定
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基本構想に示されている学校外の学修の成果の単位認定は、認定できる体制を整備する。近隣の昼夜間定時制高校やチャレンジスクールとの学校間連携を進め、単位認定する。ボランティア活動、公開講座受講などの活動を指定し、成果を評価し単位認定する。(「ポイント登録制」仮称) |
(3)豊かな人間関係の育成
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豊かな人間関係を育成するため、基本構想に示された事項については、指導体制を検討し、実施する。 |
@ホームルーム活動の重視
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ホームルーム活動はすべての学年で週1回の活動と毎日のショートホームルームを実施する。 |
A相談機能の充実
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特に、入学前から入学して学校生活に適応する時期のガイダンスを重視し、きめ細かな指導ができるよう、学校として組織的に取り組む体制を整備する。 |
B学校行事、部活動及び生徒会活動の充実
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学校行事は通信制を含め合同で実施する方向で検討する。部活動の活動時間帯は、午後部と夜間部の間に1時間設ける。 |
C家庭・地域との連携
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通信制を含めた合同での保護者の組織づくりについて検討する。 |
(4)望ましい勤労観・職業観と社会性・規範意識の育成 |
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@進路指導・進路学習の充実 |
生徒の進路希望に適応する教科・科目を生徒が自ら適切に選択できるよう指導を行う。1年次の学校に適応する時期に「産業社会と人間」を、2年次に「キャリアガイダンス」を設置する。3年次に「課題研究」を設置し、生徒の興味・関心・進路に応じた学習を進める。 |
ア)望ましい職業観や生き方を考えさせる学科として「産業社会と人間」を設置 |
イ)「総合的な学習の時間」の中で、望ましい職業観・勤労観を身に付けさせるよう「キャリアガイダンスの充実」
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A体験学習の重視 |
生徒の実態や地域の実情に応じ、「学校外の学修」として、ボランティア活動、保育・介護活動などの体験的学修を科目に位置づけられるよう検討し実施する。「博物学」「江戸学」「地域文化探索」などの教科・科目の中で、体験的学習を行うことを検討する。 |
ア)体験学習を教科・科目に位置づけて実施 |
イ)インターシップや実務代替について積極的な単位認定
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※午前部の生徒は午前の1から4校時、午後部の生徒は午後の5から8校時、夜間部の生徒は夜間の9から12校時の授業を基本とするが、他部時間帯に設けられた選択科目の履修により、1日6時間の履修が可能である。