[北区議会]
都立高校の統廃合に関する意見書
1997年9月、東京都教育委員会は、都立高校改革推進計画を策定し、10カ年の再編計画を決定した。第四学区では、第一次計画による統廃合を実施し、現在第二次計画による北野高校全日制及び定時制と志村高校全日制の統合に向けた計画が進められている。
さらに、平成14年度に第三次計画(平成15年〜18年)が策定される予定であり、区内の都立高校が新たに統廃合の対象となると、中学生の高校進学に深刻な影響を及ぼすことが予測され、計画の策定にあたっては、関係者、地域住民等の意見が十分反映されることが不可欠である。
また、今求められているのは、学級定員についても、高等学校における専門性の高い教育等に留意した少人数制による行きとどいた教育である。
よって、本区議会は東京都に対し、都立高校の統廃合を進める第三次計画の策定にあたっては、左記事項を求めるものである。
1.区内中学生の高校就学の機会を保障するため、区内の都立高校の統廃合を行わな いこと。
2.学校関係者、地元住民等の意志を尊重し、都立高校の統廃合計画を抜本的に見直 こと。
3.都立高校の学級定員を減員し、適正な少人数制とすること。
右、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。
東京都知事・東京都教育委員会委員長宛
平成14年3月28日 北区議会議長名