[国分寺市議会]

   都立国分寺高等学校改編に関する意見書

 平成9年、東京都教育委員会は「都立高校改革推進計画」に基づき、都立国分寺高校を
これまでの全日制課程を改編し、「全日制単位制高校」に移行することを提示してきた。
 この計画が打ち出されてから、生徒、保護者、教師、地域住民の間に反対運動が起こり、
同年10月には学校長より導入の凍結が表明された。
 当市議会は「都立高校改革推進計画」が打ち出されて以来、強い関心を持って議論を重
ねてきたが、平成10年6月22日、既設高校の制度改革推進に関しては、学校に対するその
地域の強い期待や想い、歴史的経過があるため地域関係者への理解と協力を求めること。
また、都教育委員会においては地元関係者の意向を汲み、「単位制高校」への移行につい
ての話し合いを重ね、慎重に検討されるよう求める意見書を提出してきている。
 しかし、今秋、都教育委員会はこの意見書の趣旨を十分に反映しているとはいえず、平
成14年を開校予定としている。現在、関係者においては生徒募集の方法や時期をめぐり、
理解が十分に得られず、不安を残したままの状況にある。
 よって、国分寺市議会は国分寺高校の改編にあたり、下記の点を要望する。

 「単位制高校」移行に関わる、開校時期や募集の方法については、既定の計画を最優先
するのではなく、地域関係者や保護者など、広く関係者との話し合いを重ね、慎重に進め
ることを強く求める。
 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。

                       平成11年9月28日  国分寺市議会

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