[中野区議会]

    都立高校改革推進計画に関する意見書

 東京都教育委員会は、昨年、都立の全日制高校と定時制高校を統廃合し、新たに「総合
学科高校」、「単位制高校」、「チャレンジスクール」等に「発展的統廃合」するという「都立高校改革推進計画」発表しました。この計画によると中野区を含む第三学区においては、桜水商業高校と永福高校が統廃合の対象となっています。
 これまで、東京都教育委員会は都立高校の長期計画策定にあたって、広く都民の理解を
求め、個性化・特色化、統合を含む適正規模・適正配置、教育条件の整備・改善という3
つの柱で進めるとしてきました。このような重要な計画を保護者や地域住民、学校関係者
との十分な協議と理解がないまま、教育委員会で決定したことは、極めて大きな問題であ
ると考えます。今後、中野区内の都立高校の統廃合を含めた大規模な計画も予想されます。
よって、貴職におかれましては、上記のことを十分考慮し、「都立高校改革推進計画」
を実施する際には、保護者や地域住民、学校関係者との十分な協議をするとともに教育条
件の整備・改善に取り組まれるよう、要望いたします。
 以上、地方自治法第99条第2項の規定に基づき、意見書を提出いたします。

          東京都知事・東京都教育委員会委員長宛
                     平成10年7月3日   中野区議会議長名

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