定時制高校を守る会・連絡会 拡大幹事会報告  03.10.19

ここでは拡大幹事会で出された多様なご意見の中から紙数の許す範囲で趣旨だけを事務局の責任でお伝えします。

森代表挨拶
 総会以降困難も多いが地域でいろんな取り組みが行われている。都議会関係者と話し合いを行っている。卒業などで困難も生じている。どういう方向で進めるか、交流を含めて話を進めたい。

鈴木都高教副委員長挨拶
 就学計画が始まった。主に全日制のことだが、募停など単年度で決まるので交渉を強めていきたい。火曜日には定時制単独で交渉があるので要請をしたい。定時制がなくなってから昼夜間をつくるとしている。30都道府県で30人学級に踏み込んでいる。これも交渉を強めたい。学務部長は将来展望として夜間定時制はなくなるとしている。55校まで減らす計画が進行中にこういう発言が出てきたことを重視していきたい。

<各学校の経験交流会>
A校@ 6月都議会で議論をしてもらったが結論は保留になった。それ以降、都教委と直接交渉したりしているが具体的な進展はない。
A校A 担当のY氏と面談をして、6月都議会の内容を都教委としてどう受け止めているのか追求した。自民党の文教委員X氏を含めた3者での話し合いを8月21日に持った。その後、全文教委員に紹介議員になってもらった。議員全員に、我々の考えと経過の文書を手交した。連絡会のニュース73号に掲載してもらっている。3者面談の時に質問した中で、今回の改革推進計画での原則として中高一貫では全定併置はしない。もう一つは統廃合する学校を募集停止にしてから開校するの二点が出された。A校ではこの原則からも逸脱している点を追求したが、原則通りできないこともある。自民党の議員も自ら移転先に足を運んで犠牲が大きいことを確認している。原則を守らないのならもう一つの原則も守らなくても良いではないかと追求した。この二つの原則はいつ作ったのか追求したのに、いつ作ったかは分からないという回答だった。検討委員会の結論を待っているという。それによって要望が叶えられるどうか決まるのでそれまで待ってほしいとされた。
生徒の声をきちんと聞きなさいと主張している。
B校 6月に校内で守る会を行いたいと申し入れをしたが、学校長から守る会への場所の提供はできない、代表が卒業生の保護者でありできないとされた。組合の先生方も頑張ってくれたが、だめだった。学外で集会も持ったが、在校生の保護者を結集させ切れていない弱点がある。B校は全保護者への手紙を出して、子どもや保護者の声を集めることと個人会員を募集していきたい。
C校 C校としては長い間活動ができていない。せめてもの情報収集のために出てきている。他地域での活動や成果を聞いて、残念だが余り手がない。不登校の子どもを持つ親としては憤りは感じている。署名や会合には参加していきたい。
D校 OBですが、守る会はつくったが、会長は今日は来れない。もう一度きちんと守る会の会合を持って子どもたちに知らせていこうと思っている。30数年前に卒業した大阪の高校から署名用紙とカンパが送られてきた。全国的に夜間定時制の統廃合が起きている。関西のエネルギーを吸収したい。
E校 体制は会則に則った形で進めている。今年学校の実情はD科がなくなった。それ以外むしろ生徒数は増えている。来年度一杯募集がされるので、頑張りたい。不都合とされたその跡地にG高校が来るという。矛盾だ。
F校 K校のエネルギーをもらって発足した。他のメンバーは副会長が参加している。文化祭の時に署名をした。雨の中に100名以上の方が署名してくれた。この会には最近参加したばかりだ。
直塚定時制部長
 火曜日には現場の声を都教委にぶつけていきたい。定時制の生徒が減るという予測が狂って、むしろ増えている。授業料の減免措置が増えている。この実態を都教委へ把握させる。生徒の実態アンケートをした。特徴的なことは傾向的に定時制を希望する生徒が増加してきている。実際に入学した生徒に調査しても、もし全日制に入学できるとして定時制に残るという生徒は50%を超えている。第一志望が全日制が40%台に減っている。なるべく早く冊子にしたい。

 トップページに戻る