[渋谷区議会]

    都立代々木(三部制)高校の現地存続を求める意見書

 東京都は、9月に発表した「都立高校改革推進計画」の中で、都立代々木高校の移転統
合計画を明らかにしました。
 しかし、代々木高校は、午前・午後・夜間の三部制高校として、不定時・交替制勤務に
従事する勤労学生にとって、仕事と学業を両立させるうえで不可欠の教育機関となってい
ます。さらに、都の計画では都立明正高校も統廃合の対象となっているため、この計画が
実施されれば、渋谷区西部及び世田谷区東部に公立高校が1校も存在しなくなります。
 このことは、地域社会における教育サービスの低下をもたらし、将来に夢を持った多く
の若者の「学習の場」を奪うことにつながりかねません。
 よって、渋谷区議会は、東京都が次の対策を講じることを強く求めるものであります。
1.都立代々木高校の募集停止計画を見直すとともに、今後とも、渋谷区内の都立高校の
 統廃合計画には慎重を期すこと。
1.地域住民の意向が十分に反映されるような教育条件改善を行い、定時制高校教育の一
 層の充実を図ること。
 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。

          東京都知事・東京都教育委員会宛
                     平成9年12月1日   渋谷区議会議長名

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