[新宿区議会]

    都立小石川工業高校の存続を求める要望書

 東京都教育委員会は、10月14日に都立小石川工業高校と都立世田谷工業高校を統廃合し
て、世田谷工業高校の地に新しい工業高校をつくり、両校を廃校とする「都立高校改革推
進計画」を発表しました。
 同校は80年の歴史があり、全日制・定時制合わせて1万数千人の卒業生が社会人として
活躍し、社会的に高い評価を得ている伝統校です。また、全日制に5学科(機械・電気・
電子・建築・建設)と定時制に3学科(機械・電気・建築)の基幹学科が設置されている
全定併置の工業高校です。
 同校の所在地は、新宿区富久町という交通至便の地に位置し、地元新宿を始め都内北部
・東部(板橋・北・江戸川・足立・江東・練馬区等)が主な通学区域であり、特に建築科
・建設科は設置校も少なく、この地になければ社会的ニーズに応じられません。
 この計画案が実施されると、全日制で従来の通学区域の80%が通学不可能となり、また、定時制では働きながら学ぶ点などから従来の通学区域の100%近い生徒が通えなくなります。
よって、新宿区議会は、東京都に対し、都立小石川工業高校を新宿区富久町の地に存続
させること、並びに現行の小学科(全日制5科・定時制3科)の廃科は行わないことを強
く要望するものです。
 ここに新宿区議会としての要望書を提出します。

          東京都議会議長・東京都知事・東京都教育委員会委員長宛
                     平成11年10月28日  新宿区議会議長名

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