2002年度 都立定時制高校を守る会・連絡会総会速報

 7月13日(土)、6時半から都立定時制高校を守る会・連絡会総会が開催された。「新配置計画」発表を受けて、38校の定時制高校から約70名の保護者・教職員等が参加して開催されました。
 総会は、鮫洲高校の亀山さんが開会の挨拶と経過報告を代行して議事に入りました。次いで都高教執行部から鈴木副委員長が都高教と保護者、卒業生がしっかりスクラムを組んで頑張っていきたいと挨拶。直塚定時制部長からは今次計画は都教委が子供たちの学習権の保障を放棄したとしかいえないものであり、昨日の定時制部の総会で闘う方針を決定したとの挨拶を受けました。更に大崎高校を守る会の多賀さんが「改革推進第一次計画」以来の定時制統廃合の状況を、山手線の環内から夜間定時制がすべてなくなる等具体的報告を行いました。
 続いて参加各校から発言に移り、守る会の準備状況や結成の経過の報告、子どもたちのこと、そして今次計画への怒りの声等が相次ぎました。
次いで今年度の活動の計画を久留米の後藤さんが提案し、了承されました。
 また、守る会・連絡会の新しい体制を決定し、最後に総会決議を提案し、満場の拍手で確認され、9時過ぎ無事閉会しました。



近藤新代表幹事の挨拶
 私の子どもも小学校から不登校で、定時制高校に入って勉強というものはこういうものだなと一言いったことが強烈な印象に残っています。今、少子化の中で定時制高校が場所によっては増えているとか、高校中退者が多いとか、引きこもりの青年が100万人を越えるとか、そういう中で本当にどういう学びを、学校を保障していかなければならないのかについては胸を痛めている者の一人です。何のために定時制高校統廃合するのか、財政的なものもあるとは思いますが、削ってはならないものもあると思います。
 私に何ができるとかいうことではなくて、定時制の統廃合が今生きている学びを必要とする子どもたち全体にとってどういう意味を持つのか、そこに直結する問題だと思います。皆さんと共にこの問題を解決していきたいと思います。




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