墨田区議会、都立両国高校定時制の移転再検討を求める意見書を、都と都教委に提出

両国高校定時制を守る会が、03年6月19日の都議会文教委員会での審査をうけて2月10
日に墨田区議会に提出していた「陳情」に基づいて、墨田区議会が下記の意見書を東京都
並びに東京都教育委員会に提出しました。
「陳情」は、3月17日の区民文教委員会で審査され、各会派から「交通至便な所への移転
を」(自民) 「区として後押しすることは意義がある」(公明)、「速やかに意見具申すべきだ」、
(共産)などの意見表明がなされ、全会一致で採択されていました。


都立両国高校定時制の台東地区昼夜間定時制高校への移転再検討に関する意見書【資料】

都立両国高校定時制は「都立高校改革推進計画・新たな実施計画」によって、平成18 、年度には生徒の募集が停止となり、同年度新設される台東地区昼夜間定時制高校に移転となります。3年後の移転を前提に入学してきた今年度の1年生は、全員が隅田川以東の墨田区、江東区等の周辺に居住しており、台東区居住者は一人もいません。
平成15年6月19日に開催された東京都議会文教委員会では、請願に対して、各委員から卒業前の移転や通学負担の問題、深川商業高校校舎の暫定利用、生徒の意向も考慮すべきなどの意見が出されました。台東地区への移転により、多くの生徒には新たな困難が生まれることになります。したがって、地元青年の勉学等に大きな負担をかけることがないよう十分な配慮が必要です。よって、墨田区議会は東京都及び東京都教育委員会に対し、都立両国高校定時制の台東地区昼夜間定時制高校への移転を再検討し、母校校舎あるいは墨田区内近隣の学校で卒業できるよう強く要望いたします。
右、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出します。

東京都知事・東京都教育委員会委員長宛
平成16年3月30日                                          墨田区議会議長名


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