八潮高校定時制を守る会」ニュース 
                          No1 8月5日発行


八潮高校定時制を守る会が正式につくられました。

八潮高校定時制の存続をめざして頑張りましょう。

7月31日、卒業生・保護者・教員28名の参加をもって八潮高等学校定時制を守る会が作られました。
10月に統廃合案が決定されるという切羽詰まった状況で、八潮高校定時制をどうしても残したい、どうやったら残せるか、といった重い空気を吹き払ったのは、卒業生のI君とT君の二人でした。元気の良いあいさつとともに入ってくるなり、担任だった鈴木先生に、署名用紙をドサッと差し出しました。その厚さに皆ビックリし、感動の声が上がりました。二人で、125枚、625人分の署名をもってきてくれたのです。二人の活動に元気づけられて守る会は、作られました。


「八潮高校定時制を守る会」の規約
会の名称  八潮高校定時制を守る会
          会の目的  八潮高校定時制を廃校させないための活動
会の構成  八潮高校定時制の保護者、卒業生とその保護者、教職員を
持って会員資格とし、趣旨に賛同する人で構成する。
財政    個人の募金等でまかなう。

スケジュール
@ 6月27日に「都立高校改革・新配置計画(案)」が発表される。
       八潮高校定時制は千代田地区昼夜間定時制に統合
       (平成16年度まで生徒募集し、19年度で「廃校」)
A 6月から10月   学校関係者・地元関係機関等への説明及び意見聴取
B 10月 新たな実施計画の決定

同窓会の八潮会副会長さん(卒業生)が守る会に出席し、会報に記事を
載せ、同窓生に知らせてくれています。(昭和48年以降、定時制と縁が切
れている事がわかりました。)

力をかして下さい !
9月上旬までが勝負です!

1、 二種類の署名をたくさん集めて下さい。
     教育長宛の、「要望書」と教育委員会宛の3校連名の署名
    宛て先が違いますので、両方に署名してもらって下さい。

2、 教育委員会にハガキで質問・意見や要望をたくさん送ってください。
    八潮高校定時制を残してもらいたい理由を書き添えて下されば、
    力になります。周りの方にも勧めてください。
      〒163−8001  新宿区 西新宿 2−8−1
                       東京都教育委員会御中

3、 インターネットで、意見を送ってください。

東京都教育委員会ホーム・ページ (  http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/ )
に「ご意見・ご要望」欄があります。そこに、八潮高校定時制を残してもらいたい理由を書き添えて意見や要望を送ってください。

4、 新聞等の投稿欄に意見を送ってください。

5、 卒業生に定時制がなくなることを連絡し、協力を仰いでください。

6、 何かよいアイデアがありましたら、お寄せください。

7、 八潮高校定時制と全都の「守る会」のホーム・ページを見てください。

  八潮高校定時制   〃    http://academic2.plala.or.jp/yashio/
  定時制を守る会連絡会 〃   http://homepage3.nifty.com/save-teiji/



9月に本校で都の説明会を開いてもらう予定です。

事前に質問事項を作る必要があります。
また、大勢の参加がないと熱意が伝わりません。
日時が決まったら連絡しますのでご協力をお願いします。


新配置計画の問題点

今回の新配置計画が、八潮高校定時制にとってどんな問題を持っているか列挙してみました。参考にしてください。


T、 京急沿線では、定時制に入れなくなってしまいます。

京急沿線の定時制、八潮・鮫洲・羽田・羽工の4校の1年在籍者数は、この4年間、100名を越えています。ところが、東京都は、この4校をなくし、雑色に単位制工業高校を作る予定です。定時制は、普通科1クラス、工業1クラスで、定員は各30名です。確実に、あぶれてしまいます。京急沿線には、普通科の定時制が必要なのです。


U、大田・品川区の生徒は見捨てられています。 

今回の計画には、「新らたなタイプの昼夜間定時制独立校」を5校作り、「全都的な地域バランスに配慮し、概ね現学区に1校設置する。」と書かれています。1学区は一橋高校につくり、5学区は台東商業につくります。しかし、一橋高校と台東商業は都営浅草線でたったの2駅です。八潮高校から、統合される一橋高校まで京急と都営浅草線で12駅です。八潮高校に通ってくる生徒の大半は、品川・大田区からです。大田区の六郷土手駅から一橋高校まで、21駅、直線距離で18kmあります。千葉県の松戸市や埼玉県の戸田市から一橋に通うのと同じ距離です。「地域バランス」は全く無視しているとしか思えません。
さらに、「新らたなタイプの昼夜間定時制独立校」の内容は、不思議なことに八潮高校定時制の内容にそっくりなのです。そんな、八潮高校定時制をなくせば、地域バランスはますます悪くなります。 品川・大田区の生徒には新らたなタイプの昼夜間定時制はいらないと考えているのでしょうか。


V、八潮定時制の特色こそ、今後の定時制に必要とされています。

とかく生徒数だけで定時制の役割を議論しがちです。定時制高校は、全日制と違い、多様なニーズに答えています。特に、八潮高校定時制は、他校にない特色をたくさん持っています。
大学検定科目の単位認定、通信教育との併修による単位認定、放送大学科目の単位認定、3修制の導入等々
その結果、どんな効果が生まれているか、実績を明らかにしてみます。


@ 今年度1年に入学した生徒の特徴
過年度生が62名中、30名います。
  東京都は、これからの夜間定時制は、中学の新卒者ではなく、過年度生を中心にしていくと述べています。新卒者は、全日で吸収するので夜間定時制は減らしてもかまわないと。
八潮高校定時制は、都の計画に充分答えています。それなのにつぶすのは、おかしなことです。


A 転編入生の実績
2001年度    37名
2002年度    33名(1学期のみ)
こんなに多い学校はすくないと思います。高校の中退者が、再度勉強しやすい環境を整えているからこそ、大勢の転編入生が八潮高校定時制を希望しているのです。このことを、都はどのように考えているのでしょうか。


B インターネットによる問合せ
定時制単独でホーム・ページを開いている学校がほとんどないため、全国からメールで問合せが来ています。
2001年度は、のべ63件
2002年度は、7月末で16件
その多くが就学相談です。メールで返事を出し、場合によっては適当な定時制を紹介したりしています。本来なら、教育委員会がもっと積極的にやるべき仕事なのではないでしょうか。

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