八潮高校定時制を守る会」ニュース 
                          No.7   10月9日発行


「生徒の声を聞いて計画を立案した」

例の、東京新聞の記事の一部を再度載せます。

「私立なら退学だよ」
 都教委の説明では、生徒五百人を含む都民に「意識調査」を昨年実施。生徒の声を聞いて計画を立案した、とする。しかし、生徒たちは「調査は統廃合計画を示さず行われ、だまされたようなもの」と主張。文化祭で反対署名を募ると教員に禁止され、学校敷地外での署名活動を強いられているという。
 都教委側は「反対は少数派」と計画を進める意向。生徒の会は「校長に協力を求め、署名活動を続けたい」としている。
(東京新聞都内版 2002/10/04)


『生徒五百人を含む都民に「意識調査」を昨年実施。生徒の声を聞いて計画を立案した。』と書かれています。そして 『都教委側は「反対は少数派」と計画を進める意向。』といっています。この記事が正確なら、都教委はデーターを悪用していると思います。

『生徒五百人を含む都民に「意識調査」』から
          定時制つぶしの案は、出てきません!


右のページの「意識調査」見てください。1番望んでいるのは、転退学や再入学を受け
入れて、多様な生徒に対する指導を充実させる。ことであり、2番目は、社会人が活用で
きる場です。ここから、定時制をつぶし、昼夜間定時制を作ることは出てきません。
むしろ、現行の定時制を充実させる事ではないでしょうか。

少数派は都教委で、
「定時制を守る生徒の会」は多数派です。


(以下、2001年10月公表の、「都立高校に関する都民意識調査」報告より)

《都立の定時制高校について》
都立の定時制高校は、平成13年5月現在101校あり、昼間の定時制高校(夜間ばかりで
なく、昼間も学べる定時制高校)は3校だけで、他は夜間定時制となっています。都立
の全日制高校は1クラスの定員を35〜40人にしていますが、定時制高校では1クラスの
定員を30人としてきめ細かな指導を行っています。しかし、生徒数の減少によって学絞・
学級の小規模化が今後さらに進むことが予想されます。
 「計画」では高校中退者等を受け入れるために、昼間定時制の独立校として「チャレ
ンジスクール」を5校設置する予定としており、平成12年4月に「桐ヶ丘高校」(北区)、
平成13年4月に「世田谷泉高校」(世田谷区)の2校が開校しました。「計画」では、こ
のほか単位制の昼間定時制高校1校を設置する予定になっています。(P.6・9・10参照)

間32 これからの定時制教育の改善すべき点は何だとお考えですか?(2つまで○)

1・昼間に定時制で学びたい人のために、充実した施設を      28.3%
占有できる昼間定時制を増やす
2・定時制では卒業までに原則4年間かかるが、3年間で      24.5%
も卒業できる学枚を増やす。
3.知識や技術を習得できるように、学科や教育内容を       25.4%
改善する
4・他の高校からの転学や中途退学者の再入学を受け入       43.7%
れて、多様な生徒に対する指導を充実させる。
5.社会人が生涯学習の場として活用できるようにする。      33.5%
6・その他(       )                   3.0%
無回答                               1.1%

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