都立高校改革推進計画・新配置計画(案)の八潮高校定時制に関する質問

                                  八潮高校定時制を守る会

[1] 八潮高校定時制が千代田地区昼夜間定時制高校に統合されると、品川・大田区の京急沿線の定時制が4校(6クラス)から、1校(2クラス)に激減します。品川・大田区のなかでも定時制の希望者の多い京急沿線の定時制を大幅に減らす必要があるのでしょうか。


参考資料
過去8年間の京急沿線4校(八潮、鮫洲、羽田、羽工)の1年在籍数の推移
              東京都立教職員名簿より

     八潮、 鮫洲、 羽田、 羽工   合計
95年度  71   10   18    9   108
96     52   31   18   16   117
97     47   32   17   17   113
98     49   15   13   10    87
99     59   42   13   12   126
2000    41   53   11   24   129
2001    39   30   24   16   109
2002    62   16   23   20   121


*東京都立教職員名簿からのデーターなので、多少の不正確さがあるとおもいますが、98年度を除いて100名以上が在籍しています。にもかかわらず、雑色に出来る単位制工業高校の定時制1校にするのは、あまりにもアンバランスな配置ではないでしょうか。しかも、普通科は1クラスしかありません。品川・大田区の相談学級等の教員・保護者からも意見を聞いてもらい、再考をお願いします。

*品川・大田区の特質として、京急沿線に都営住宅が集中し、定時制を必要としている生徒が多く存在します。その事は、つばさ高校や大森東高校のあとに作られる単位制高校や雑色に作られる単位制工業高校に反映されていると思いますが、不登校の生徒の多くは、夜間でなければ通えなかったり、小規模校でアットホームな雰囲気でなければ通えない事が考慮されていないのではと考えますがどうなんでしょうか。


[2]  八潮高校定時制を千代田地区昼夜間定時制高校に統合すると、品川・大田区内には、「昼夜間定時制」型の定時制高校がなくなってしまいます。品川・大田区からなくす必要がなぜあるのでしょうか。

*八潮高校定時制は、大検や放送大学等の単位を認定し、全日制の中退者や他県からの転入生を積極的に受け入れてきました。(昨年度の転編入生37名、今年度33名) 今年度より3年修了制も実施する事ができ、より、内容が充実してきました。今回、導入される「昼夜間定時制」型の定時制高校の内容を先取りしているといって過言ではないと考えています。本校が千代田地区昼夜間定時制高校に統合されると、品川・大田区内には、学年制と単位制の両方の良さを取り入れようとしている定時制はなくなってしまいます。昼夜間定時制高校は、「全都的な地域バランスに配慮して、概ね現学区に1校設置する。」となっていますが、千代田地区昼夜間定時制高校と台東地区昼夜間定時制高校は都営浅草線で2駅です。八潮高校から千代田地区昼夜間定時制高校まで京急と都営浅草線で12駅です。まして、大田区から通ってくる生徒では20駅以上になる生徒も出ます。あまりにも、地域的バランスを欠いていると思いますが、どう考えているのでしょうか。八潮高校定時制を残せば、地域的なアンバランスを多少なりとも解消できると考えることが出来ると思いますが、この点に関してどう考えているのでしょうか。品川・大田区の生徒に、昼夜間定時制型の学校を提供するためにも、八潮高校定時制の存続をお願いいたします。


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